第2アドベントにあたるこの週末は、北ドイツのメクレンブルク・フォアポンメルン州のレルケンドルフという町で
朗読とピアノによるクリスマスコンサートに出演しました。
コンサートを振り返る前に、この町と地域について少しご紹介したいと思います。
レルケンドルフは同州の中でも『メクレンブルク・スイス』と呼ばれる美しい風景で知られる地域にあります。
ベルリンからは電車で約3時間。最寄駅のTeterowに着いたらバスか車で移動します。
ご覧のように緑でいっぱいの地域です。
ドイツ語ではMecklenburgische Schweiz(メクレンブルギッシェ・シュヴァイツ)と言います。
コンサートはこのシュロス・レルケンドルフという古城のホールで行われました。
古城に一泊させていただき、お城のオーナーご家族や友人たちと一緒に大きなテーブルを囲んで食べる日曜の朝食。
美味しい手作りのジャムやサルビア(セージ)の葉が載ったスクランブルエッグなどを前に、何時間でも座っていられそうな気にさせられました。
ホールの後片付けを皆で行ったあとは、この町に隠された唯一のジオキャッシュ※を探しに出かけたり。
(※地球規模で行われている宝探しゲーム『ジオキャッシング』。参照:ウィキペディア)
ゆったり流れる時間の中で賑やかに過ごした最高の週末でした。
メクレンブルク・スイスは自然を愛する人々が訪れる保養地ですが、日本の観光客の方にはほとんど知られていないかと思います。
アクセスがしやすい場所ではないので気軽にとは言えませんが、もしロストックやシュベリーンなどメクレンブルク州をを観光する機会があれば、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
メクレンブルク・スイスの観光サイト
www.mecklenburgische-schweiz.com
萬谷衣里