ここ最近、私のYouTubeチャンネルにアップロードした動画を以下、まとめてご紹介します。
いずれもライブ録音で映像がないため、楽譜を一緒にご覧いただけるようにしました。
リスト: 『ダンテを読んで - ソナタ風幻想曲 』
F.Liszt: Après une lecture du Dante-Fantasia quasi sonata - Années de pèlerinage deuxieme année "Italie"
リスト: 超絶技巧練習曲 第11番『夕べの調べ』
F.Liszt: Études d'exécution transcendante No.11 "Harmonies du soir"
ショパン:練習曲 作品25-11『木枯らし』
F.Chopin Etude "Winter wind" Op.25 No.11 a-moll
ショパン:小犬のワルツ 作品64-1
F.Chopin Waltz Op.64-1 "Minute Waltz"
余談ですが、試験やコンクールの課題曲に必ず登場するショパンやリストなどのエチュード(練習曲)は、相当な「弾き込み」が必要なため、本番で自分の良さが最大限に出せる「十八番」を用意しておくと安心です。私自身、それで様々な局面を乗り越えてきましたが、反面、レパートリーが偏ってしまったことを後悔していました。もともと「指がコロコロよく回る」ピアニストではない私にとって、このエチュードの「量」の欠如はコンプレックスの原因の一つであることは明らかでした。
この数ヶ月間、何か目標が欲しかった私はショパンのエチュードを毎日の練習に取り入れることにし、全27曲を小分けにして様々なテクニックを一からゆっくりさらうことにしました。その結果(まだまだ人前に出せるレベルではありませんが)全曲を休みなしで通して弾くこともできるようになり、長年のコンプレックスからも幾分解放されたように思います。
これは私の密かな「コロナ・チャレンジ」だったわけですが、本来ならもっと早い時期にやっておくべきことでした。というとまた「後悔」になってしまうのですが、遅くてもやらないよりはやったほうが良い。そうポジティブに捉え、今後に生かしたいと思います。
萬谷衣里
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