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今冬のコンサートを振り返る 〜北ドイツでのリサイタルとハンブルク交響楽団室内楽コンサート〜

 

2月9日はハンブルク交響楽団メンバーの皆さんとピアノカルテットで共演しました。

ヴァイオリンの小池智子さん、ヴィオラのサンユン・リーさん、チェロのユージン・リフシッツさん。

三人とも本当に魅力的な音を出す方々で惚れ惚れ。

本番の時にそれぞれが見せた集中力は、ぎゅっと凝縮された音空間の構築を実現させて、息がぴったり合った会心のアンサンブルが叶いました。ベートーヴェン、マーラー、ブラームスという、興奮とスリル度が徐々に増していくプログラムでしたが、あっという間に時が過ぎ、音楽の儚さと熱狂のあとの寂しさを改めて実感。

この舞台にもう一度戻りたいです。

 

Hamburger Symphoniker Kammerkonzert "Fensterband: Beethoven, Mahler, Brahms"

- ein tolles Erlebnis mit Satoko Koike (Vn), Sangyoon Lee (Va) und Eugene Lifschitz (Vc) !!! 

(9.2.2020 Laeiszhalle Kleiner Saal, Hamburg)

こちらは12月14日、北ドイツのメクレンブルク・スイスと呼ばれる地域の町、レルケンドルフで出演したリサイタルの写真です(リハーサルと本番中)。何度も出演させていただいているのでおなじみの会場ですが、この時期はクリスマスのデコレーションで一層素敵でした。

 

年末の慌ただしい中、コンサートに足を運んでくださる方々の弾むような心持ちが伝わってきて、リストの「クリスマスツリー」など、クリスマスにちなんだ楽曲を演奏した際には特別なあたたかさを感じました。

 

萬谷衣里

 

In December I gave a christmas piano recital in Mecklenburg-Vorpommern, Germany with the works of Scarlatti, Mozart, Chopin and Liszt. 

(14.12.2019 Schloss Lelkendorf )