『ビーツのフライあります』
店先にイラスト入りで描かれたおすすめメニュー、フライドビーツに惹かれて入ったお店はハンバーガーショップ。
揚げたビーツとは斬新なアイデア!と注文すると、早速お兄さんが目の前でビーツに粉をまぶして揚げてくれました。
付け合わせのソースはアボカドクリームに。(他にサワークリーム、ごま等もあり)
目も覚めるような赤紫のビーツの色。甘く柔らかい食感に適度な塩加減。感動の美味しさでした。
こぢんまりとしたお店はカラフルな内装で調理器具も新しく、どうやらオープンしたてのようでした。
パテに使用するお肉は NEULAND(最良の動物飼育方法による食肉ブランド)のものという、こだわりも感じられます。
それにしても気になったのは『クレイジー・ミヤギ』という名の謎のメニュー。
豆腐のステーキが入ったベジタリアン・バーガーのようでしたが、なんで『ミヤギ』?
宮城県のこと?クレイジーって、ひょっとして震災と何か関係があるのかな?
等々ちょっと気になっていたところ、友人がお兄さんに質問してくれました。
すると、『マイスター・ミヤギのことだよ!ベスト・キッドっていう映画知ってるかい?』とお兄さん。
ああ、あの空手映画のおじさんのこと!!!
聞けばちょっとユニークな名前をハンバーガーにつけたくて、『クレイジー』にしたとのこと。
なるほど、なかなかクリエイティブなセンスです。
疑問に思ったことは聞いてみるもんですね。勘違いしたままになるところでしたよ。
なんとなくホッとして、スッキリした気持ちでフライドビーツをほおばることができました。
遊び心たっぷりのこのハンバーガーショップ。
何と言っても極めつけは店名の『シェーネバーガー Schöne Burger 』かと。
ベルリン・シェーネベルク Schöneberg 地区にある、シェーネバーガー(美味しいバーガー)・・・。
今度はぜひお腹を空かせてクレイジー・ミヤギを食べに行きたいと思います。場所はこちら。
萬谷衣里